6. 神風きた!


そして4月。仕事をしていると午後3時に頃に携帯に着信。出てみると応募していた会社(以下C社)から「急で悪いのだが本日夜に面接したいのだが」と。忙しくて伸ばしてもらおうと思ったのだが、なにかピンと来るものがあり了承。鬼のような勢いで仕事を片付け自転車で博多駅まで急行し面接。

面接はスキルのことはほとんど聞かれず、仕事の内容を延々と説明され「できますか?やりがいを感じますか?」ぐらい。過去のこともあったのでキチンと条件について話ました。 今までの会社と違い色々具体的な話が出来ました。その姿勢から景気がよいんだなと感じました。好感触で面接は終了。

翌日昼にまた携帯の着信。「ぜひ来ていただきたいのですが」と。すぐに条件の話になったのですが、給与が手取りがリアルに最低でも当時の倍出しますと言ってくれて、ちょっと頭がクラクラしました。保険も当然あるし、退職金もある。当然正社員でのオファー。仕事の内容も、これがB社で経験したことがそのまま使える。半導体系だ、ということでハードに強いでしょう、と判断され、かつB社の経験が非常に好評で即戦力として見てくれたらしい。ボーナスも期末賞与も出るとかでなんだかんだで年収はリストラされた会社より100万以上増える!さすがに全国展開している企業は違うなーと感心しました。試用期間が1ヶ月でそこで判断があるそうなのだけれど、首になる人はまずいないということだったので、とりあえず家族と相談します、といって携帯を切りました。

当時はその他に面接を4社残していましたがキャンセル。で、内定を貰ったと嫁に話したときの嫁の顔といったらなかった。そして、
「信用できない」
と一言。正直私自身が信じられなかったのですが、内定通知書を受け取ってようやく2人して実感することが出来ました。その日の夜に久しぶりにエビスビールが出ました。うちの嫁はホント分かりやす過ぎる!